急に寒くなってきましたね。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので、家でゆっくり休みつつ染色でもいかがですか??
お湯染めのマルチならホッこりと温かく染色できますよ。
今回はデニムの染め直しのご紹介です。
1回目は、デニム1本に対して、どの位の量の染料を使用するのか、染色の準備編と題してお届けいたします。
まず、何色の染料を使用したらいいの??
ダイロン・カラーセンターでもデニムに使われるお色でどのお色が人気ですか??などお問い合わせ多数頂いております。
インディゴブルーに近い黒みのある暗いネイビー色はお湯染めマルチ19 Deep Blueです。
お水染めコールドでは暗さのあるネイビーのご用意がない為、28 Riviera Blueに52 Blackを少量加えて下さい。
お好みですので、明るめのネイビーをご希望であれば、
マルチ17 Navy もお勧めです。
色落ちしてきてしまった物のお色を補うための染色でしたら現在のお色よりも少し濃いお色で染色された方が効果的です。
実際に染色例を見てみましょう。
かなり色が落ちて、デニムのデザインにより最初から色が濃い部分と、薄い部分があります。
今回はあまり黒っぽくない紺色にしたいので、マルチの17 Navyを使用します。
1、まず乾いたまま、デニムの重さを量ります。
薄い素材のため500gでした。定番のデニムですと、およそ700g〜750gくらいあります。
2、1缶で250gの繊維を染めることができますので500gのデニムを染めるには2缶必要になります。(黒の染料の場合は1缶で125gの繊維を染めることができます。)
3、マルチ1缶につきお塩が15g必要ですので2缶使用するには30g用意して下さい。お塩は繊維を広げる為、効率よく染色するために入れます。
4、デニムをお洗濯します。おしゃれ着洗い用の中性洗剤で洗い汚れや柔軟剤等を取り除きます。ぬれたままにしておきます。
洗剤が落ちていなかったりするとムラに繋がります。しっかりお洗濯してくださいね。
又、漂白剤等を使用されている場合、濃度にもよりますが漂白剤により繊維が抜け落ち、
染料がひっかかりにくくなる場合もございます。漂白剤のご使用の際はご注意ください。
次回はこちらを実際に染色。
染色後どうなったのかの実際の写真も掲載予定です。おたのしみに!!